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2018年04月26日 ※税法上の取扱いについては、ブログ投稿時の税制によるものです。
税理士の芦辺です。
保険会社各社から全額損金の新しい商品が続々と発売されています。
最近は、一定期間の返戻率が高くなっている災害死亡に重点をおいたタイプの商品が
人気となっています。
今回は、全額損金でありながら単純返戻率が100%のものとその使い方についてご紹介します。
全額損金で単純返戻率が100%のものとは、
中小企業倒産防止共済(経営セーフティ共済)です。
こちらの内容については、さまざまなHPなどで掲載されていますのでそちらをご参照ください。
http://www.smrj.go.jp/kyosai/tkyosai/index.html
このセーフティ共済のポイントは3つ
1. 40か月以上納めていれば、返戻率100%
2. いつでも解約できる(返戻率が下がらない)
3. 解約後、再加入が可能
これらの特徴を生かし、
例えば、どなたか退職されるときの退職金の原資として使うことも可能です。
また、生命保険などと組み合わせ、
生命保険の解約、減額、契約者変更等をした際に損金が発生してしまった場合、
共済を解約することにより雑収入が発生し、損益は相殺されます。
一度解約した場合、再加入が可能ですので、
再度限度額である800万円に達するまで全額損金で積み立てが可能です。
何年も前に加入し限度額を迎え、そのまま放置している経営者の方も多いのではないでしょうか。
このような制度も戦略的に活用することにより効率的な資金活用が可能となります。
お気軽にお問い合わせできるよう複数の窓口を用意しております。