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金融機関の融資を活用したホールディングス化について

※税法上の取扱いについては、ブログ投稿時の税制によるものです。

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こんにちは!近頃ランチ難民と化している税理士の島﨑です。


オフィスが八重洲にあった頃は、近くになじみのカレー屋が数件あり、

ローテーションで通っていたのですが、

移転先の大手町はこじゃれたレストランが多く、

庶民的なカレー屋がなかなか見つからないのが悩みです。


大手町のカレー事情に詳しい方がいらっしゃいましたら

島﨑まで情報提供をいただけますと幸いです。


さて、事業承継を目的とした自社株式対策のひとつに、ホールディングス化があります。

本日のブログでは、金融機関の融資を活用したホールディングス化についてお話しいたします。




<目次>
・株価の高い会社の自社株承継はどうする?
・金融機関の融資を活用したホールディングス化の流れ
・メリットと留意点
・おわりに




☑株価の高い会社の自社株承継はどうする?


業歴の長い会社では、

利益剰余金の蓄積によって自社株の株価が高騰している場合があり、

後継者が株を買い取るためには多額の資金が必要になります。


また、社長から後継者への株の移転が完了していないタイミングで相続が発生した場合、

後継者が相続税の支払いに困ることになりかねません。


このような場合に有効な対策のひとつが、

金融機関の融資を活用したホールディングス化(持株会社の設立)です。




☑金融機関の融資を活用したホールディングス化の流れ


銀行借り入れなど、金融機関の融資を活用したホールディングス化は、

次のような流れで対策を進めます。


①後継者がホールディングスとなるB社を設立する

②B社が金融機関から借り入れを行う

③B社が、A社社長からA社株式を買い取り、A社を子会社とする

④B社の借入金の返済を、A社からの配当金で賄う。

(※子会社からの配当金には法人税はかかりません。=受取配当等の益金不算入)




☑メリットと留意点


今回ご紹介した方法の、メリットと留意点は次のとおりです。


<メリット>

○ホールディングス化後の株価上昇を緩やかにする効果がある

(子会社株式の含み益に対する法人税相当額の控除)


○社長の株を現金化できる


○譲渡なので、遺留分の問題は発生しない


○株価対策をすれば買取り資金(借入)を抑えられる


<留意点>

○社長は株式を譲渡するので20%の譲渡課税がある

○金融機関の主な提案は借り入れのため、その他の提案がない場合がある


金融機関の融資を利用することで、

高騰した株を後継者へ移転することが可能になりますが、

多額の借り入れを行うことには注意が必要です。

メリットとデメリットを比較検討して慎重に判断する必要があるといえるでしょう。




☑おわりに


業歴の長い優良企業では

いつのまにか自社株の価格が高騰しているケースが少なくありません。


後継者が事業承継・相続にあたりトラブルを抱えることがないように、

自社株の承継の計画についてはよく考えておくことが必要です。


以上、今回のブログは金融機関の融資を活用した

ホールディングス化のメリットや留意点についてお話ししました。


次回は、ホールディングス化の手法のひとつ

「株式移転」についてお話したいと思います。








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