『なかなか借入金返済を認めてくれない銀行』ヒューマンネットワーク・メールマガジン(通号209号)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2016/09/28号 ━━━

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　発行：ヒューマンネットワークグループ
　
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　□■朝礼３分スピーチより■□

　※ヒューマンネットワークグループの社員が
　　毎朝の朝礼で話した内容を抜粋したものを掲載しています。

　『父』

　父とは会話が殆どありません。
　口下手で、いつもムスッとしている
　そんな父が苦手でした。

　それでも一人暮らしを始めてからは、
　「ちゃんと飯食っているのか？」と、
　小さな声でボソッと話しかけてきます。

　多くは話さないけれど、
　本当は心配してくれているんだな。
　と、少し嬉しくなりました。

　この次、実家に帰った時、
　お酒が大好きで、飲んだ時は饒舌な
　父の晩酌に付き合おうと思っています。

　　　　　　　　　　　　　　(吉田)

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　□■経営に役立つ書籍から■□■

　※弊社代表自身が、読んで参考になった書籍から
　　一部を抜粋してご紹介させていただきます。

　『なかなか借入金返済を認めてくれない銀行』

　「設備投資のために調達した長期借入金は、
　当初の予定ほどは使わずに眠らせたままにしてあったな。
　調べると、この分は返してしまって問題なさそうだ。
　無駄な借入はどんどん返済していこう！」

　こう思って、銀行に話をしに行くとしましょう。
　しかし、これがまた簡単ではありません。
　「いやぁ、急に返すと言われましても」
　などと足踏みされ、
　にっちもさっちも進まなくなってしまうのです。

　銀行の各支店には融資ノルマがあります。
　激しい出世競争の世界です。
　なんとかして融資実績をあげたいと、
　誰もが思っています。

　数億円を一気に返されようものなら、
　個人成績は大きくマイナスです。
　再度、その数億円を、
　どこかに貸し付けなければなりません。

　いまはただでさえ借りてくれる企業がないのに、
　そんなことをされたら、
　支店長のクビが飛んでしまいます。

　返済予定より早く「返します」というと、
　銀行側はこう言います。
　「違約金をいただくことになりますが、よろしいでしょうか」

　「違約金」と聞くと、その言葉の響きにドキッとして、
　「えっ、そうなんですか。それなら、やっぱりやめておきます」
　と、予定より早い返済（繰り上げ返済）を
　断念してしまうかもしれません。

　「違約金」という言葉だけ聞くと
　なんだか罰金かのような印象がありますが、
　内容はちょっと違います。

　残りの返済計画で支払うべき金利の総額を示しているだけです。
　つまり、繰り上げ返済しようがしまいが、
　どちらにせよ支払うべきものなのです。

　そうであれば、違約金を払って、
　どんどん返済してしまえばよいのです。
　しかも、違約金は損金で落とせますから、
　払った分で税金の支払いを抑えることもできるのです。

　もし、これから資金調達をする場合には、
　「違約金はどうなっていますか？」
　「繰り上げ返済するときの違約金はなしにしてください｝
　と要望を出してください。

　会社が、銀行から高い評価（格付け）を受けていれば、
　「承知しました。そのようにさせていただきます。」
　と受け入れてくれます。

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　ダイヤモンド社刊　　井上　和弘　氏著
　『儲かる会社をつくるには赤字決算にしなさい』より引用

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　著者　井上 和弘 氏
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　株式会社アイ・シー・オーコンサルティング会長。
　1942年、大阪府生まれ。早稲田大学卒業。
　大手コンサルティング会社を経て、独立。
　経営指導歴45年、これまで450社を直接指導。
　一部上場はじめ株式公開させた企業は十数社にのぼる。

　「後継社長塾」「経営アカデミー」（日本経営合理化協会主催）など、
　日本一高いといわれるセミナーを開いても、常に満席になる人気講師。

　著書に、『だから、あなたの会社は倒産する』（ＰＨＰ研究所）、
　『カネ回りのよい経営』『儲かるようにすべてを変える』
　（日本経営合理化協会）など多数。

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