『「なんとかなる」で済まないオーナー企業の事業承継１』ヒューマンネットワーク・メールマガジン(通号399号)

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　◇◆━━━━━━━━━━━━━━━ 2020/08/19 ━━━━━━

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　　ヒューマンネットワーク・メールマガジン 399号

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　■ 経営に役立つ書籍より　
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　□■　創業家のリスクマネジメント１６　■□
　
　※弊社代表と福崎弁護士の共著
　『創業家のリスクマネジメント』
　（幻冬舎刊）より抜粋して掲載します。
　
　
　■　「なんとかなる」で済まないオーナー企業の事業承継１　■
　
　老舗企業と異なり、
　創業社長や事業承継トラブルを
　経験していない２代目社長の場合、
　事業承継について
　「特別な対策をしていない」
　という方がかなりの割合で
　いらっしゃいます。

　私たちの感覚値では、
　おそらく７，８割の社長は、
　事業承継対策を
　ほぼ何もしていません。

　これにはさまざまな
　理由が考えられますが、
　一番多いのは
　「なんとかなるだろう」
　と高をくくっているケースです。

　事業が伸びている会社であれば、
　いかにしてそれを
　さらに拡大させるかという
　ポジティブなことを考えているほうが、
　社長としては楽しいものです。

　事業承継というのは、
　当然ながら「自分の死」を前提にして
　考えることなので、
　どうしても暗く
　ネガティブなものとして
　とらえがちです。

　70歳を越えてくれば
　少し感覚も違ってくるでしょうが
　働き盛りの40代、50代の社長が、
　自分の死について真剣に考えることが
　難しいのは仕方のない
　ことかもしれません。

　しかし、どんな人間にも、
　100%確実に死は訪れます。
　そして、それがいつ訪れるかは、
　だれにもわかりません。

　30年後かもしれませんし、
　1年後かもしれませんし、
　明日かもしれません。

　いつかはわからなくても、
　確実に来るわけですから、
　その対策をしておかないは、
　確実に誤りであり、
　トラブルのタネになります。

　社長の皆さまにそう話すと、
　「それはわかっているよ」
　とおっしゃいますが、
　わかっていても気が重い、
　やりたくない、
　となれば後回しにしてしまうのが
　人間なのでしょう。
　
　　　　　　　　次回に続く

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