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------------------------------ 2025/06/18 ---------
ヒューマンネットワーク
メールマガジン 635号
日本全国 13,135人の経営者へ配信中!
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先日、本当に久しぶりに
地元の和菓子店に立ち寄りました。
接客してくれた若い店員さんの顔が、
昔の店主によく似ていたので、
「ご家族ですか?」
と尋ねました。
思っていた通り、
彼は家業を継いだ二代目。
でも、店内の雰囲気に、
昔の温もりがなく、
どこか違和感を覚えたのです。
▽続きは最後に▽
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■ 「ビニールの分別」に学ぶ。会社にとって最適なルールとは? ■
「ビニールは燃えるゴミか、
燃えないゴミか?」
家庭でふと迷ったことがある方も
多いのではないでしょうか。
実際、地域によって分別ルールは異なり、
正解が一つとは限りません。
ある自治体では「燃えるゴミ」、
別の地域では「プラごみ」、
さらに「資源ごみ」
とされることもあります。
ビニールに関していえば、
以前は、有害物質の発生が懸念され、
不燃ゴミとして埋め立てていました。
しかし現在では、焼却技術の発達により、
安全に燃やすことが可能となり、
また、埋め立て地の減少、
焼却熱のエネルギー利用等により、
可燃ゴミとして
扱われるようになっています。
ただし、自治体によって
分別方法には違いがあり、
材質(硬・軟)やサイズ・厚さ
によって扱いが異なります。
ここでお分かりの通り、
「常識」や「以前はこうだった」では
判断できないのです。
この小さな混乱は、
経営の現場にも通じます。
たとえば...。
社内ルールが曖昧なまま放置され、
古い慣習に従って
意思決定がされていたり。
「誰かがやってくれるだろう」
「前からそうしていたから」
という感覚で続けると、
非効率やトラブルを招くこともあります。
経営者に求められるのは、
"今のルール"と
"自社の最適解"を
見極める姿勢です。
情報のアップデート、
運用の見直し、
明文化されたルールづくり...。
「昔からこうしている」では
通用しなくなる時代です。
たかがビニール、されどビニール。
日常の違和感に気づけるかどうかが、
経営の勘どころかもしれません。
その違和感を言語化し、共有し、
改善につなげる姿勢は、
現場の小さな変化を見逃さず、
トラブルを防ぐ手がかりになります。
そうした積み重ねが、
変化に揺るがない経営の
軸を育てていくはずです。
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△冒頭からの続き△
先代は5年前に引退...。
看板や商品はそのままでも、
店独特の温かさは失われていました。
再び立ち寄る日は、
多分、もうないでしょう...。
「継ぐ」とは、
経営だけでなく
"らしさ"まで残すこと...。
そう気づかせてくれた出来事でした。
"らしさ"まで引き継ぐことが、
本当はいちばん
大切なのかもしれません。
最後までお読みくださいまして、
有難うございました。
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