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『税務調査の落とし穴 「前回スルー」はもう通用しない?』ヒューマンネットワーク・メールマガジン(通号640号)

メルマガの一部を公開しています。
------------------------------ 2025/07/23 ---------


 ヒューマンネットワーク
 メールマガジン 640号

 日本全国 13,090人の経営者へ配信中!

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高層ビルが林立する東京・大手町。
その一角に静かに
存在感を放つのが「将門塚」。

平安時代の武将・平将門を祀るこの地には、
暑さも吹き飛ぶような、
奇怪な伝承と歴史が詰まっています。

▽続きは最後に▽

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■ 税務調査の落とし穴 「前回スルー」はもう通用しない? ■

「前回スルーされたから、今回も大丈夫」
「昔からの慣習だから問題ないはず」

そんな"油断"が、ある日突然、
重加算税という
最悪の形で跳ね返ってくる。
最近、こうした事例が
目立ってきています。

税務調査で、税務署の調査手法は、
年々進化しています。
単に帳簿や領収書をチェックするだけでなく、
・SNSやホームページでの発信内容
・クレジットカードやレストランの利用履歴
・関連会社や取引先への横断的なヒアリング
といった、より広く・深く・正確に
"実態"を把握する方法が
当たり前になりつつあるのです。

つまり、以前は見抜けなかった処理が、
いまは見抜かれる。
「問題があると知らずに繰り返していた処理」が、
ある日突然"仮装・隠ぺい"と判断される...。
そんなリスクが、
どの会社にも潜んでいる時代です。

ある中堅製造業の社長は、
接待交際費や外注費の処理について、
税務調査が入った際にも
特に慌てる様子はありませんでした。

というのも過去、
10年前の税務調査でも、
同じように
「社長の知人への外注費」や
「家族との高級レストランでの飲食代」などを
経費として処理していたにもかかわらず、
そのときは軽い指摘だけで済み、
大きな修正や追徴はなかったからです。

今回も、「まあ、大丈夫だろう」
と高を括っていたところ、
思わぬ結果に...。

税務署は、今回の調査で
提出された帳簿や請求書だけでなく、
社長のSNSや従業員の証言、
さらには飲食店側の発行するレシートまで精査。
結果、次のような点が問題視されました。

・実際には仕事を依頼していない
 知人への"形式的な外注費"

・家族と私的に訪れた
 レストランでの飲食代を
 「取引先との会食」として処理

・領収書の発行日と
 打ち合わせ日が一致しないなど、
 経費処理の整合性に欠ける

税務署の判断は明確でした。
「これは仮装・隠ぺいに該当する」として、
重加算税を含む追徴課税が科されたのです。

社長が「10年前と同じ処理です」
「そのときは何も言われませんでした」
と主張しても、
税務署はこう言い放ちました。

「過去に見逃されたことと、
今回の処理が適正かどうかは無関係です」

税務調査は、"今の時点"での
実態をもとに判断されます。
過去に見逃されたからといって、
それが「お墨付き」になるわけではありません。

この事例は、
「以前は問題なかったから大丈夫」
と思っている処理が、
実はすでに"時限爆弾"になっている
可能性があることを教えてくれます。

特に注意すべきなのは、
社長個人の判断で
経費処理を続けているケースや、
顧問税理士に詳しく説明せずに
「いつもの感じで」と
処理しているケースです。

そうした"慣れ"や
"安心感"が、結果として
大きなリスクを
内在させてしまうことがあります。

冒頭の繰り返しになりますが、
税務署側の調査手法も年々進化しています。
SNSの投稿やクレジットカードの利用履歴、
さらには飲食店側の帳簿や
他の企業への調査内容と照らし合わせて、
「実態と異なる経費処理」がないかを
立体的に検証するのが
当たり前になってきました。

つまり、「見逃された」のではなく、
「当時は把握されなかっただけ」
という可能性もあるのです。

「前回スルーされたから、今回も大丈夫」
「昔からの慣習だから問題ないはず」
そうした"慣れ"や
"油断"の積み重ねが、
ある日、追徴課税・重加算税、
そして、社会的信用の失墜というかたちで
一気に表面化することがあります。

実際に、「たった一件の処理」から
調査が深掘りされ、
過去5年分の帳簿をさかのぼられ、
数百万円単位のペナルティを受けた企業もあります。

いま一度、自社の経費処理や申告内容を
"税務署の目線"で
点検してみることをおすすめします。
その一手が、思わぬ損失や
信用失墜を防ぐ防波堤になるでしょう。

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△冒頭からの続き△

13世紀に塚が荒廃した際には疫病が広まり、
昭和15年(将門没後1000年)には、
塚の敷地内に建てられた大蔵省庁舎が落雷で焼失。

さらに戦後には、周辺整地を進めていたGHQの
ブルドーザー横転事故が発生し、
いずれも「将門の祟り」として騒がれました。

その後、6度にわたる改修を経て、
将門塚は現在の姿となり、
今では、多くの人々からの
崇敬を集め続けています。

日本の中心ともいえるこの地で、
将門公は、国の行く末を
静かに見守っているのかもしれません。

最後までお読みくださいまして、
有難うございました。

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