メルマガの一部を公開しています。
------------------------------ 2025/08/20 ---------
ヒューマンネットワーク
メールマガジン 643号
日本全国 13,087人の経営者へ配信中!
----------------------------------------------------
お盆休みも明け、
日常のペースが戻り始めた頃ですね。
今年は帰省や旅行で、
久しぶりに家族とゆっくり過ごした
という声も多く聞かれました。
この時期によく話題になるのが
「帰省疲れ」。
移動や気温差、
気づかぬうちの緊張で、
心身に負担がかかっていることも...。
そんなとき、無理に
元のペースに戻そうとせず、
少し意識するだけで
"夏の疲れ"をやわらげる習慣が
注目されています。
▽続きは最後に▽
----------------------------------------------------
■ 争族の火種は、何気ない一言だった ■
お盆の季節が終わりましたが、
親戚と顔を合わせる機会があった方も
いらっしゃるのではないでしょうか。
普段はあまり話すことのない
親族同士が集まると、
ふとした会話の中で「財産」や
「相続」の話題がのぼることもあります。
実は...。
そんな"何気ない会話"が、
のちのち「争族」の
火種になってしまうことがあるのです。
ここで、まさにそのような場面から起きた、
ある兄弟間の対立の実例をご紹介します。
お盆の集まりで、叔母(父の妹)が
何気なく口にした一言が、
波紋を広げました。
「昔はね、家は長男が継ぐっていうのが
当たり前だったのよ。
兄さん(=あなたたちのお父さん)も、
そういう考えだったと思うわよ」
これに対し、次男が反発します。
「今はそういう時代じゃない。
俺にも相続の権利がある」
実は、亡くなった父親には、
遺言書がありませんでした。
財産の中心は自宅と
隣接する賃貸アパート(父名義)。
長男が家業を継いで同居していましたが、
登記は父のまま。
次男は遠方に住んでおり、
資産内容をよく把握していませんでした。
ところが、親戚の一言で
「全部長男が継ぐつもりなのか」
と疑念を抱き、
次男が自分の「法定相続分」を強く主張。
最終的に、アパートの売却による
現金分割を求めました。
長男としては、生活の基盤を
壊されることになるため強く反対。
話し合いは決裂し、
調停申し立てに発展したのです...。
もちろん、すべてのご家庭が
同じように揉めるわけではありませんが、
経営者の場合、
相続の問題はさらに複雑です。
なぜなら...。
経営者にとっての相続は、
「個人の財産の問題」であると同時に、
「会社の将来」に
直結するテーマだからです。
・自社株の評価が思った以上に高額で、
相続税が払えない
・兄弟姉妹の間で、
自社株の分け方をめぐってトラブルに
・自分の頭の中では整理できていても、
家族は事情を知らない
そんなケースが、
実際に数多く起きています。
しかも、「自分はまだ元気だし、
急ぐ必要はない」と思っていると、
いざというときに間に合わなくなるのが
相続対策の難しいところです。
「相続対策をしているつもり」でも、
・視点が抜けていた
・優先順位を間違えていた
・関係者の理解を得られていなかった
といった理由で、かえって
"会社の将来"に不安を残す結果に
なることもあります
この時期、親族との再会をきっかけに
少しだけ"自分の相続"について
考えてみるのも悪くありません。
繰り返しになりますが、
経営者にとっての相続は、
「個人の問題」であると同時に
「会社の未来」にも直結するテーマです。
表面的な節税テクニックに走る前に、
本当に守るべきものは何か、
誰にどう託すべきか、
足元から見直してみることが、
結局は"最大の対策"
になるのかもしれません。
----------------------------------------------------
△冒頭からの続き△
「お盆明けリカバリー習慣」として、
冷たい飲み物を控えたり、
ぬるめのお風呂に入るなど、
体をゆるやかに整える工夫が
注目されています。
なかでも意外と効くのが
「寝室の照明」です。
間接照明や電球色に変えるだけで、
睡眠の質が上がるそうです。
まだ暑さは続きます。
無理せず体を整えて、
夏の後半も元気にお過ごしください。
最後までお読みくださいまして、
有難うございました。
----------------------------------------------------
発行:ヒューマンネットワークグループ
[本社] 〒100-0004
東京都千代田区大手町1-5-1
大手町ファーストスクエアウエストタワー20階
電話:03-6212-5858 FAX:03-6212-5252
お気軽にお問い合わせできるよう複数の窓口を用意しております。