メニュー

  • お問合わせ・無料相談はこちら

    東京
    0120-533-336
  • 受付時間:平日9:30~16:50   

    大阪
    0120-540-570
グループ会社概要
グループについて

気づかぬうちに差がつく「習慣の複利」

※税法上の取扱いについては、ブログ投稿時の税制によるものです。

1505522.jpg

ゴールデンウィーク中にある本を読みました。
かつてゴールドマンサックスの日本法人で統括を務められていた、
田中渓さんという方が書かれた『億までの億からの人』という本です。

ご自身が富裕層と日々接する中で感じ取った
「富裕層の思考」や「行動習慣」を、
わかりやすくまとめた内容でした。
経営者として参考になる視点が多く、
非常に印象に残ったので紹介させていただきます。

中でも私が「なるほど」と膝を打ったのが、「複利」についての解説でした。
複利とは、利息が元本に加わることで、それにまた利息がついていく。
つまり、"成果が成果を生む"という仕組みです。

例えば、100万円を年利5%で複利運用したとすると、
30年後には432万円以上になります。
単利であれば250万円程度にしかなりません。
このことから、複利の力は「時間」と組み合わさることで、
加速度的な成果を生み出すことがわかります。

この"複利の力"は、お金に限った話ではなく、
人の能力や努力にも通じる概念だと私は感じました。
実際、書籍の中でも「毎日の小さな努力が、将来的に圧倒的な差を生む」
という趣旨の話が紹介されています。

そこで私は、実際にどれほどの差が生まれるのか、
気になって試算してみました。
仮に、初期能力が同じ「100」の状態からスタートする
2人の人物がいたとします。
・Aさんは「毎日1%だけ成長しよう」と意識して行動する人。
・Bさんは「1%くらい手を抜いてもいいか」と思って過ごす人。

この2人が365日を過ごすと、次のような結果になります。
・Aさん:100 × (1.01)^365 ≒ 3,778
・Bさん:100 × (0.99)^365 ≒ 2.5
わずか1%の差が、1年後には1,500倍近い差を生んでしまうのです。

さらに怖いのは、「あとから取り返そう」としても簡単には追いつけないことです。
仮にBさんが1週間(7日間)サボったとすると...。
7日後、Aさんは約107.2
一方、Bさんは約93.1
すでに14ポイント以上の差が生まれています。

ここでBさんが反省し、「明日から2%ずつ成長しよう」と決意したとしても、
Aさんに追いつくには2倍の努力を14日間続ける必要があるのです。
つまり、1週間サボると、それを取り戻すには、
2倍の努力と2倍の時間がかかるということです。

私はこの計算結果を見て、経営にも通じる大きな学びを得ました。
「たかが1日、たかが1%」と油断した習慣が、
後々になって想像以上の労力を強いられる
それが複利の本質なのだということを...。

物理学者アインシュタインの言葉を借りれば、
「複利を理解する者は利益を得、理解しない者は利息を支払う」
経営もまさに同じだと感じます。
日々の意思決定や、目に見えにくい積み重ねが、将来の大きな差を生む。
そのことを、改めて気づかされました。

だからこそ私は、「たった1%」の成長を侮らず、
日々の努力の継続を意識していきたいと思いました。
もちろん、今回の計算は理論値にすぎません。
現実はもっと複雑で、結果がすぐに見えるわけでもないでしょう。

それでも、考え方として、
この「複利の力」は非常に示唆に富んでいると思い、
ぜひ共有したく、この場を借りてご紹介させていただきました。

お気軽にお問い合わせできるよう複数の窓口を用意しております。

お電話でご相談

東京0120-533-336

大阪0120-540-570

受付時間 平日9:30-16:50

フォームでお問合わせ

お問合せフォームへ

24時間フォームにてお問い合わせ受付中。折り返し弊社よりご連絡申し上げます。

各種個別相談

詳しくはこちら

ご相談の予約を承ります。ご不明点がございましたら、お問い合わせください。

最新情報を取得する

メルマガ登録へ

課題解決に向けた税務や法務などの有効な施策、セミナー最新情報、小冊子の情報をいち早くお届け致します。

ページトップへ