2009/11/12 ────────────────────────────╂
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ヒューマンネットワーク・メールマガジン 11月号
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担当者 様
いつもお世話になります。
ヒューマンネットワークよりメールマガジンをお届けします。
11月は霜月と言われていますが、この呼び名にふさわしく、
朝夕はめっきり冷え込み、冬の到来を予感させます。
ましてや先週の、いきなり寒波到来には仰天...。
気がつけば、今年も残すところ1ヶ月半となりました...。
ところで11月には神帰月という言い方もあるそうです。
10月に出雲大社に出向いた神様が、11月になって各地に帰る...。
それで神帰月といわれているそうな...。
昔の暦はなんだかロマンチックですね。
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■■コラム・勝利に貢献してMVPでも...■■
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ヤンキースがワールド・シーリズで制覇!
タイムリーに打った松井秀樹選手が勝利に大貢献し、MVPを獲得しました。
シリーズのヒーローに、米メディアからも称賛が相次いだそうです。
7年間怪我に苦しみながら、
ようやく辿り着いた松井選手の笑顔が印象的で、
ダイジェストのテレビ放送を観ながら、思わずもらい泣きしてしまいました。
一方で、チームでは早くも来期以降に向けた編成会議が始まりました。
大活躍したにも関わらず、
松井選手の契約更改は白紙だそうです。
活躍は終わった過去のものとして、
来年以降を見据えて必要不要を判断する...。
合理的でシビアでどん欲な、米国的球団経営を垣間見た気がします。
ベテラン選手が守備休養試合でDHに入ると、
DH専門の松井選手の出場機会激減が予想され、
とても高額年俸は払えないというのが球団の言い分です。
経営的観点のみで論ずれば真っ当で、考え方を否定できません。
でも、日本人である私としては、
遣る方無い感情が湧き上がりました。
我が国には、貢献してくれたことに「敬意を表する」「報いる」という心があり
とりあえず去就問題は棚上げすると思います。
そして、来年の活躍の場を用意するのではないでしょうか。
最近、日本でも野村監督の処遇問題にみられたように、
杓子定規に「契約だから解任」と、割り切ってことを進める世の中になってきました。
欧米化への変化に戸惑いながら、敢無くも少々淋しく感じてしまいます。
「ワールドシリーズで活躍しても、活躍していなくても、評価は変わらない。」
ヤンキースのGMはこのように断言しています。
一方で「ヤンキースが好きだし、ニューヨークのファンが好きだ...。」
松井選手は、外野手としての出場機会が増えた上での残留を希望しているそうです。
思いが叶うことを願うだけです...。
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■■今月の常識クイズ・マニフェストって■■
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★★ 問 題 ★★
最近よく聞く「マニフェスト」という言葉...。
「政権公約」と日本語で言えばいいと思うのですが、
横文字にすると特殊なものに感じてしまうのが不思議です。
さて、日本ではいつ頃から「マニフェスト」が作られ始めたのでしょうか?
▽回答は最後をご覧ください。▽
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■■■■人事ご担当の方へ・残業代の未払い請求は大丈夫?■■
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残業代の不払いで、
訴訟をおこされるケースが増えております。
この多くの場合が企業側の言い分が通らず、
残業代の請求が認められており、
決して他人事だと見逃すことはできないでしょう...。
例えば、給与の中に残業手当を含めており、手当としては支払っていない。
このような中小企業も多いようです。
これ自体は、さしあたって違反行為ではありません。
但し、給与の中に残業手当を含めてあるから、
「どれだけ残業をしても、一切手当を支払わなくてもよい」
というのは誤解です。
「給与のうち、残業何時間分について残業手当○円含む」
という取り決めがされていないと規定が有効とみなされず、
給与以外に残業手当として支払わなければならなくなります。
また、たとえ規定が有効であったとしても、
規定の残業時間を越えたら、
当然、別途、残業手当を支払わなければなりません。
そして、残業手当は2年間にさかのぼって請求されます。
仮に月3万円だったとしても、
年間なら36万円、2年間で72万円...。
従業員が50名なら3600万円と多額となり、
経営危機に陥る可能性もあります。
少しでも懸念されることがあれば、
社会保険労務士等の専門家にご相談ください。
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■■朝礼で使えるちょっと小話・「分断の橋」を「再開の橋」に■■
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11月3日付『西日本新聞』の春秋欄に、
民族間の紛争が絶えなかったコソボで活動する日本人指揮者の話が紹介されていました。
この指揮者はコソボフィルの常任指揮者で、
柳沢寿男氏といいます。
コソボ紛争の危険地域には、架かっていても渡れない橋があります。
民族間の対立が尾を引き、もし渡ったら命と引き換えをしなくてはなりません。
柳沢氏は音楽を通じて、仲違いを友好に変えようと努力されたのです...。
新聞の記事通り、
JICAの広報誌2009年No.12号には柳沢氏の話が詳しく掲載されています。
(以下、記事を抜粋します。)
***************** ここから **********************
初めてコソボフィルハーモニー交響楽団で客演したときのことです。
「今またあの時のように紛争が始まったら、僕らは子どもに別れを告げて、
楽器ではなく銃を持って戦争に行く。」
ある楽団員の発した言葉に、体中に寒気のようなしびれを感じました。
彼の身内は10年前、紛争に巻き込まれて亡くなっていたのです。
ところが、ベートーヴェンの交響曲第7番を終えると、
その楽団員は目を真っ赤にして私に駆け寄り言ったのです。
「やっぱり、音楽に国境があってはいけない。」と...。
本当にうれしかった。
それが、コソボフィルの常任指揮者へのオファーを受けるきっかけになりました。
残念ながら楽団員にはアルバニア人しかいません。
そこで僕は、国境や民族の壁を持たない、
多民族からなる『民族共栄』のためのオーケストラ
「バルカン室内管弦楽団」を立ち上げました。
今年5月、コソボ北部のミトロビッツァでコンサートを開きました。
ミトロビッツァは、川一本を隔てて、
南北にアルバニア系住民とセルビア系住民が暮らす町。
そこには「分断の橋」と呼ばれる橋が架かっています。
「この両岸でコンサートを実現させたい」
という僕の思いは前途多難でしたが、
セルビア人、アルバニア人、マケドニア人の音楽家を説得してメンバーを集め
軍隊や警察、国連などの協力を得て、ようやく実現できたのです。
異なる民族同士、
最初はあいさつすらままならない状態でしたが、
弓を合わせハーモニーを合わせているうちに、
次第に心が通い合うようになっていました。
コンサートが終わり、分断の橋の南側で、
彼らはメールアドレスを交換し、再開を約束しました。
「今日は本当に素晴らしい日だった。」
セルビア人ヴァイオリニストのその言葉が、
このコンサートが意味することのすべてを表していたような気がします...。
僕らぐらいはこの橋を、「再開の橋」と呼びたいものです...。
***************** ここまで **********************
「音楽に国境があってはいけない。」
というヴァイオリニストの話と、いまだに争いが止まない地域で、
音楽を通じて民族間に対立していた心を氷解させて、
一つにまとめようと奮闘している柳沢氏の活動が印象的です。
地球の彼方には、
自らの危険を顧みずに平和に向けた活動を地道にされている日本人は数多くいますが、
ほとんど紹介されていないのが残念でなりません。
余談ですが、2009年10月現在、コソボの独立を承認しているのは、
国連加盟192国のうち日本を含む62ヶ国です。
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■■保険の話・がん保険で備えれば...■■
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慢性骨髄性白血病は血液のがんと云われていますが、
誰にでも発症する可能性があり、
健康診断で発見されるケースも多いそうです。
このような中、近年では効果的な治療薬が開発されて生存率も飛躍的に伸び、
患者のQOLが大幅に改善されているのが救いです。
ところで、先日の毎日新聞の記事には、
慢性骨髄性白血病の治療において、
患者の7割が『医療費負担を重いと感じている』と書かれていました。
治療薬がかなり高額ゆえ、
国の高額療養費制度を適用しても多大な自己負担を強いられ、
不況下支払えずに治療を諦める方がいらっしゃるそうです。
この記事でから学ぶべき点は、
健康で元気な時は病気のリスクを見過ごしがちですが、
いざという場合に備えて、
事前の自己防衛対策を打っておく事も必要なのではないでしょうか。
ちなみに最近では、
がんと診断されれば高額な診断給付一時金が受け取れたり、
公的医療保険制度の給付対象である抗がん剤治療を
月に1回以上受診した場合に、最大60ヶ月まで、
治療給付金として保険金を受け取る事ができる特約など、
入院しないがん治療にも対応するがん保険が販売されています。
一時的ながん診断給付金のほかに治療給付金を5年間もらう事ができるなら、
家計の負担は軽減され、万全の態勢で治療を受けることができます。
是非一度、新しいがん保険をご検討ください。
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▽クイズの答え▽
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1999年の統一地方選挙からといわれています。
当時は不特定多数への文書頒布の制限に抵触する選挙違反とされたため、
選挙期間中の配布はされませんでした。
2003年に公職選挙法の改正があり、現在のように配布可能になったのです。
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□□編集後記□□
快晴の朝には都心からも雪化粧をした富士山を望む事ができます。
東京周辺では、紅葉狩りのベストシーズンとなりました。
皆様の週末プランは如何ですか?
ウィークデイは効率良く仕事をして、
週末のオフをしっかり楽しみましょう!
最後まで読んで頂きまして、有難うございました。
今月も宜しくお願い申し上げます。
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