2012/10/11 ────────────────────────────╂
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ヒューマンネットワーク・メールマガジン 10月号
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担当者 様
いつもお世話になります。
ヒューマンネットワークよりメールマガジンをお届けします。
秋の月が美しい季節となりました。
この月に人類で初めて降り立ったアームストロング船長の遺族は、
人々が彼の様に、夢を実現するために、進んで人生を切り開き、
限界に挑み、大きな理想のために尽して欲しい...。」(抜粋)
と言っています。
当時のモノクロの映像と、ノイズの中の一声が忘れられません。
私は子供心に『突飛な、だけど楽しい夢』を抱いていた気がします。
月夜の晩に上を向いて歩き、改めて夢を追いかけてみたくなりました...。
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■■定食屋に見た責任者の決断...■■
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会社の近くに廉価の定食屋があります。
先日、いつもより増して注文のレジに客が並んでいました。
そして、ベテラン従業員がてんてこ舞いして、
あちこちから怒声が聞かれます。
どうも接客の係が若い新人らしく、
客の案内、オーダー、配膳、雑用等の仕事を効率良く熟していません。
列の後ろの客は、対応の遅さを見兼ねて店から退出を始めています。
出来上った料理も、早く配膳しないと冷めて不味くなってしまうでしょう。
にも拘らず、接客の係は焦っている素振りは見えるのですが、
一向に埒が明かず汗をかきかき、顔つきも泣きそうです...。
ところで、先日、大手牛丼やチェーンの売上げが発表になりました。
実際の数字は省略しますが、
どこも前年の実績よりもダウンで、値下げの効力が無くなって、
各社とも戦略の見直しを余儀なくされているようです。
薄利多売の牛丼チェーンにとって、
如何に早く客を捌くかが売上に直結します。
テレビでは、オーダーから料理を出すまでに
1分を切っている会社を紹介していましたが、
この定食屋の様では売上減は必至といえるでしょう。
私は対応の不味い様子を見ながら、
『店長は昼の忙しい時間に何故、ベテランの従業員を使わないのだ。
売上げが落ちたら責任は自分に及ぶのに。』
などと思いましたが、やがて、その考えも間違えかなと気付きました。
いつまでもベテランの従業員に依頼心を起こすわけにはいきません。
突発的な事態で不在の時がありますし、若い人も育っていかないでしょう。
遅かれ早かれ、若い人に修羅場を潜らせなくてはならないのです。
どんなに慣れて効率的な接客が出来る人でも、
新人で要領を得ない時があった筈で、ひょっとすると辛くて、
この日に見た新人は辞めてしまうかもしれません
が、逆に、暫くして板に付いた時、
気力・体力に勝る若い人だったらベテラン以上の戦力に成り得るのではないでしょうか。
責任者の中には心配で若い人には任せられないという人がいますが、
責任が自分に及ぶことを防ぐための逃げの場合がありそうです。
そう考えると、この定食屋の店長の決断・勇気には敬服します。
皆さまの中で「まだまだ任せられない...。」などとお考えになっている方も、
ぼちぼち勇気を持って仕事を移譲されたら如何ですか...。
などと、定食屋の光景を見ながら、僭越ながら思ってしまいました。
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■■今月のクイズ・10月は何故8...?■■
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★★ 問 題 ★★
10月は英語でOctoberといいます。
ラテン語のocto(8の意味)に由来していますが、何故、8なのでしょうか?
▽回答は最後をご覧ください。▽
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■■税務の話・『社葬』の香典は会社の収入?■■
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会長や社長、特別な役員等にご不幸があった場合、
『社葬』を執り行う場合があると思いますが、
『社葬』は読んで字の如く会社の行事になります。
会社の行事であるなら、
集まった香典は会社の収入となるのでしょうか?
税務の専門紙『納税通信』9月10日付号によると、
「社会通念上では遺族の収入とするのが常識的」ということで、
社葬に寄せられた香典は会社の収入とせず、
遺族の収入とすることが認められているそうです。
一方で、社葬にかかった費用は、
負担した金額が社葬のために通常要する額の範囲内であると認められれば、
その支出をした日に属する事業年度の損金算入することが出来るとのこと...。
但し、創業者でもなく、
会社の経営に殆んどタッチしなかった役員に対しての葬儀とか、
密葬・墓石・仏壇・位牌や戒名の費用については、
「通常要すると認められる額には含まれない」とするのが賢明だと書かれていました。
詳しくは税務の専門家にお問合せください。
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■日本ハム栗山監督を支えた言葉■
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日本ハムが3年ぶりにパ・リーグを制覇しました。
ダルビッシュ投手が抜けた戦力が危惧され、下馬評は高くなかったのですが、
若手の能力を引き出し、チームを采配した栗山監督の手腕は見事だと思います。
とはいえ苦しい時期、
栗山監督は泣きたいことが幾多とあったことでしょう。
札幌ドーム三塁ベンチ奥の監督室、
スケジュール用ホワイトボードの余白には
栗山監督を支えた言葉が書き記してあるそうです。
その言葉の一つが、連合艦隊司令長官、
山本五十六の有名な遺訓『男の修行』で交流戦後にチームが落ち込んだときに書かれた、
最初の言葉とのこと...。
『男の修行』
苦しいこともあるだろう。
云い度いこともあるだろう。
不満なこともあるだろう。
腹の立つこともあるだろう。
泣き度いこともあるだろう。
これらをじっと
こらえてゆくのが
男の修行である。
後半戦は毎試合後、
この前でぐったりした監督の姿があったといいます。
言葉を眺め、涙を堪えた監督の心中は如何なものだったのでしょうか...。
日本シリーズへ進出し、更に高いステージへ上られることを期待します。
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■■保険の話・需要が高まる?介護保険■■
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介護保険制度のサービスは、
社会全体で介護体制を支える仕組みとして創設され
平成12年4月からスタート(平成18年4月に制度改正)しました。
40歳以上の方は、介護保険料が天引されていることをご存知でしょうか?
さて、この公的な介護保険制度とは別に、民間の介護保険があります。
公的な介護保険制度は、規定の介護サービスの費用を給付する制度なのに対し、
民間の保険は保険金が支払われるのが特徴です。
生損保各保険会社が試行錯誤の中、商品が開発・発売されていますが、
民間の介護保険の一番のメリットは、
加入する為の年齢制限や受け取った保険金の使途に制限が無い点です。
そして今年から、介護保険の保険料も所得税の保険料控除の対象となります。
給付条件や保障内容が様々ですから、
選ぶ際には保険金支払の認定基準や保険金の受取方法、
保障期間、本人以外の人が保険金を請求できるか等を確認し、
自身の状況に相応しいかを考えた上で決定されると良いでしょう。
ちなみに、最近販売開始となった介護保険は、
公的制度の要介護1基準で一時金が支給され、
要介護3以上に認定されると一生涯の年金が受け取れます。
また、要介護状態では保険料払込が免除され、死亡保障も兼ね備えています。
介護状態になった時、
誰に、どのような介護を受けたいかを想定しておき、介護に必要な金額を概算し、
公的な保障と貯蓄や収入を差し引いた不足分を民間の保険で補うという考え方が、
無駄を無くす得策といえるでしょう。
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■■桜島、燃ゆる思ひにくらぶれば...■■
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社員旅行で鹿児島へ行きました。
桜島に渡った時、ちょうど桜島が噴煙を上げ、パラパラと酷い降灰が...。
身をもって自然の凄まじさ、この島での生活の厳しさを知らされたのです。
さて、桜島といえば、この名言が思い浮かぶ人も多いことでしょう。
「我が胸の 燃ゆる思ひにくらぶれば 煙はうすし 桜島山」
悲劇の勤王の志士、
平野国臣が薩摩藩より退去せざるを得なくなった時に、
無念の思いを詠んだもので、決して求愛の歌ではありません。
「燃ゆる」は熱き魂、「煙はうすし」は藩の姿勢を比喩したものです。
平野国臣は、禁門の変に端を発した火災の最中、斬首されてしまいます。
獄舎の不潔極まりない惨めな扱いを見て、同士たちは憤慨しました。
その時、このような言葉も残しています。
「菰(こも)きても むしろに寝ても丈夫(ますらお)の 大和魂なに穢るべき」
武人の崇高な大和魂は、たとえ身なりが汚くても穢れることはない...。
この言葉にも考えさせられるものがあります。
余談ですが、福岡の西公園には再建された平野国臣の像があります。
また、福岡市立博物館には彼の横笛が展示してあるそうです。
ご覧になった時にはこれらの言葉を思い出して、彼の心意気を偲んでください。
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▽クイズの答え▽
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昔のローマ暦は3月起算で、
3月から数えて8番目の月という意味だから。
2月の日数が少ないのも、
最終の月で端数になっているからです。
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□□編集後記□□
店先の美味しそうな、
色とりどりの果物やきのこ・新米が食欲をそそります。
早いもので、今年も第三コーナーにさしかかりました。
あなたの年頭目標の達成には目処がつきましたか?
ゴール目前で喘いでいる人はいませんか?
いよいよ第四コーナー、
ラストスパートをかけてゴールまで走り抜けましょう!
(最後までお読みいただきまして、有難うございました。)
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