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------------------------------ 2025/01/08 ---------
ヒューマンネットワーク
メールマガジン 612号
日本全国 13,189人の経営者へ配信中!
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昨年は大変お世話になりました。
本年もよろしくお願いいたします。
新年最初のメルマガをお届けします。
ところで2025年は巳年。
皆さま、十二支には
それぞれ意味があることを
ご存じでしょうか。
巳年に込められた意味とは?
▽続きは最後に▽
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■ 経営に役立つ書籍より ■
□ 創業家のリスクマネジメント □
※弊社代表と福﨑弁護士の共著
『創業家のリスクマネジメント』
(幻冬舎刊)より、以前に掲載した内容から
アンコールとして掲載します。
『オーナー企業が抱える潜在的リスクと事業承継の課題』
私が30年以上、多くのオーナー企業における
事業承継を見てきたなかで実感しているのは、
「事業承継でのトラブルは非常に多く、
トラブルが生じることが当たり前。
むしろトラブルが全く起こらないほうが
レアケースだ」
ということです。
大手有名企業だと、
その手のトラブルは、
新聞や経済誌で報道されるので
世間にも知られることになりますが、
日本の企業の99%を占める中小企業の場合、
トラブルがあっても
普通は報道されません。
また、トラブルは家の恥、
会社の恥だという意識もあるため、
当事者はなるべく隠そうとします。
そのため実感はないかもしれませんが、
実態としてはほとんどのオーナー企業が
なんらかの事業承継トラブルに
直面しているのです。
では、なぜオーナー企業では
トラブルが多いのでしょうか。
その理由として、
オーナーシップ、
ファミリー、
ビジネス、
という3つの領域、
あるいはそこに属する株主、
家長、経営者の
それぞれの立場は利害が異なる
(ときには利害が反する)からです。
ごく単純な例でいえば、
株主は、出資に対して
配当金などの経済的還元を求めます。
一方で経営者は、
事業の利益を新規事業に投資することで
事業の拡大を図ります。
会社が稼いだ余剰金の
使途に対する考え方は
株主と経営者で異なり、
ときに対立するわけです。
あるいは、家長として
「家」の繁栄を考えたときには、
子どもを経営者にしたい
という気持ちを持つのは自然でしょう。
しかし、経営者として考えたときには、
従業員のなかにより適任者がいる、
というようなこともよくあります。
このように2つの立場でも
利害が異なるのに、
オーナー企業は3つの領域を
複合させたものなので、
さらに複雑になります。
ある人物が、「家長と経営者」など
2つの立場だけを持つ場合、
その立場の違いから生じる
コンフリクト(摩擦、トラブル)
の可能性がある部分は1つだけです。
ところが、3つの円が重なれば、
コンフリクトが生じる可能性
のある領域が4ヵ所になります。
ごく単純にいって、
摩擦の要因が4倍に増えるのです。
このため、オーナー企業は
不可避的かつ潜在的にトラブルの
「タネ」を多く抱えているものであり、
だからこそ、そのリスクマネジメントに
対する意識が重要になるのです。
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△冒頭からの続き△
巳年の象徴である蛇は、
古くから豊穣神・天候神として
信仰の対象とされてきました。
脱皮し成長する蛇は、
その姿から「復活と再生」を意味し、
強い生命力や不老長寿の
象徴とされています。
そのため、巳年は
新たな挑戦や
変化に前向きになる
という意味が込められているのです。
また、七福神の一員である
蓄財・芸能の女神「弁財天」は、
蛇の型をした神として祀られており、
巳年は金運と関係のある年とも
いわれているそうです。
様々なご利益が訪れそうな巳年。
この1年が皆様にとって
たくさんの福を呼び込み、
飛躍の年になりますよう
お祈り申し上げます。
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