アーカイブ
2018年05月31日 ※税法上の取扱いについては、ブログ投稿時の税制によるものです。
こんにちは、経営者保険プランナーの伊藤です。
事業承継には、様々な問題やリスクが考えられますが、
主な経営資源である「ヒト」「モノ」「カネ」の3つの観点で、
問題解決する必要があります
本日は事業承継における「ヒト」に関わる課題と解決策について、
お伝えしたいと思います。
中小企業庁のアンケートによると、
事業を引き継ぐ際「課題がある」と
回答した経営者が全体の約70%にも上ったそうです。
その内、最も多かったのが、親族内承継における
「経営者としての資質・能力不足」でした。
そこで、セミナーや交流会等へ出席し
人脈を広げ、さらには、
そこから販路の拡大へとつなげる動きがあるようです。
また、後継者を支える参謀役を育てることも必要です。
参謀役は、後継者の精神的な負担を軽減させる役割も
果たすといわれていますので、
その育成は必須といえます。
次に親族間の課題は、承継と相続に分けられます。
事業を継ぐ後継者には、事業用資産、
特に自社株を集中させる必要があります。
特に、株主が親族以外の役員・従業員などの場合では、
できるだけ承継前に後継者へ株を集中させることをお勧めします。
また、後継者以外の子がいる場合、
事業用資産が後継者に集中することで、
不平等感が生じ、揉める可能性を残すことになるため、
配慮が必要です。
具体的には、代償分割資金を準備することです。
経営者にできるだけ多くの退職金を支給する、
それと同時に後継者の資金形成を検討する必要があります。
「ヒト」に関わる問題は様々ですが、
特に親族間では、自社株の問題も絡むため、
後継者の育成と同時に、資金面での準備も必要です。
退職金の否認リスクの軽減や、
効果的な資金準備についてご関心がございましたら
弊社プランナーまでお問い合わせ下さい。
次回は「モノ」に関する課題と解決策について、
ブログでご紹介したいと思います。
お気軽にお問い合わせできるよう複数の窓口を用意しております。